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長い間海に沈んでいた北大東島は、約600万年前にプレートの運動が西の琉球海溝へと方向を変えたため、隆起に転じました。プレートが琉球海溝に沈みこんでできたたわみによって環礁が隆起し、現在の北大東島ができあがったのです。もし方向を変えずそのまま北上を続け、九州パラオ海嶺(かいれい)に到達していたら、海に沈んだままで現在の北大東島は存在しなかったとも言われています。それを証明するかのように、九州パラオ海嶺には沈んだ島(海山)が多く確認されています。温かく、透明度が高く、光が入り込むというサンゴ礁の成長に合った海域へと移動したため、サンゴ礁が死滅することなく堆積していったようです。【隆起略図 】
南北大東島は同じ火山島であり、二つの頂上が約4000万年前から分かれたと言われ、独立した双子の兄弟のような島で、北と南の島の間には1000〜2000mほどの水深があると推定されています。また、約100km離れた沖大東島も、同じプレートに乗って隆起した島で、三つの島は同じような運命を辿ってきたのです。
約4800万年という長い旅を続けて現在の海域に到達した北大東島ですが、今もなお一年間に約5cmずつ沖縄本島へと移動を続けています。 |